昨日も明日も暇

日本語弱者が頑張って文字を書いた

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5月19日
人と時間割が被らない日ばかり学校に行き、友達と会えない平日を過ごしてしまい寂しくなったので今日の2.3限には絶対に行くぞと堅い決意のもと入眠したものの、寝坊をしてしまい学校に行けなかった。

昨晩は「桐島、部活やめるってよ。」を見た。
1度見たことはあるが、内容は好きではないなあと思った記憶があるのだが、制服姿の東出昌大を拝みたい、その一心でまた見ることにした。
中学、高校生の「人の中身よりも所属している部活で大体のカーストが決められ、空気は所属しているクラスで決まる」あの感じはなんなんだろうか
当時はそれが当然だと思っていたが、大学に入ってみると決してそんなことはないと気付かされた
自分は中学1年から高校2年の6月そこらまでバレー部に入っていて、6月に辞めた
私の学校では初めから帰宅部という選択肢は与えられておらず、必ず部活に入り、その上で辞めなければならない
帰宅部は負け組、地味な子がなるもの、ドロップアウトした人、といったイメージが強かった
バレー部を辞めた私は、どこの運動部の人間よりも楽しそうに生活をしてやろうと決めた
実際、楽しそうに生活を送った、行きたいライブにはお金が尽きるまで行き(と言っても高校卒業時までに出会った好きなバンドは4つしかなく、どれも頻繁にライブをする方ではなかった)クラスでも明るく振る舞い、球技大会ではバレー部のような顔をして飄々とサーブを打って点を稼いだ、バレー部の友達から「しおりはあの時期に辞めて正解だった」と言われた時には心の中でガッツポーズをしたし、今まで話したことのない後輩に卒業式で話しかけられた時も嬉しかった。
しかし、今でも不意に「私は何のためにこうも虚しい努力をしたのだろうか?」と虚無感に襲われることがある
まあ、そんな映画

リビングに降りてクチュくんに会いに行った。
クチュくんは鼻血も舌もヨダレも出していなかったが、寝ているのか起きているのか判別がつかず、しまいには目が見えているのか不安になってしまい鼻先に手を何度も近づけてしまい嫌がられてしまった。

クロくんの横顔をまじまじと見て、この子は全てが真っ黒だから気づきにくいけれども顔立ちがハンサムだなあと見入ってしまった。

ライブに行った
推しは誰よりも輝いていて、今まで見た中で1番楽しそうにしていた。あんなに表情筋を使い続けたことはあったのだろうか?表情だけでなく、動きも多かった。アルコールの摂取を疑うほど、彼はご機嫌だった。推しが笑顔でステージに立っていてくれさえいれば何もいらないこと、また当推しが断トツで1番好きである(推しに順位をつけることは不適切であるとは重々承知しているが、本当に当推しの前にいるときが1番幸せなのだから仕方がない)ことを痛感した。

友達と電車に乗って帰った
主に今日のライブの話や、各自の推しに勝手に沸いたりして過ごしていたら目の前の人が私たちの話を聞いていたらしく、ニヤけていたそうだ、これが華金
「好き」という感情で人を不快にさせることはないのだろう

帰って母親と猫に会った
クチュくんは鼻血を出していなかった
舌もヨダレも出ていた

母親の話によれば、クチュくんはもうドライフードを食べられなくなったそうだ
食欲はあるのでドライフードは口に入れるものの、噛めずにそのまま落としてしまうそうだ
そのため、今日から缶詰に入ったご飯をあげているらしい

1日1日、クチュくんに出来ないことが増えていく
癌というものは、こんなにも速く進行するのだろうか

元気な頃のクチュくんがするように、今日は伸びたまま私の手にしがみついてくれた
人懐っこい目で見上げてくれた

おやすみの挨拶をした、何度もしてしまった。
何度もクチュくんの目を覗き込んでおやすみと言った
この子は明日の朝には目が見えなくなってしまっているかもしれない
もう目が合わないかもしれない
最後にクチュくんの目に映るものが、綺麗なものでありますようにと願った

私は明日もライブに行く